
ヨルダン川西岸ラマッラー:パレスチナ保健省は16日、占領下のヨルダン川西岸地区で初めて3人のコロナウイルスのオミクロン株感染を確認したと発表した。
同省のカマル・アル・シャクラ報道官は、3人は自治区内の異なる都市に住んでおり、最近国外から帰国したと述べた。3人がどの国を訪問していたかについては語らなかった。
感染者が見つかったことへの対応として、同省は医療チームが最近3人と接触した人を追跡し、検査を行っていると述べた。
1967年の中東戦争でヨルダン川西岸地区を占領したイスラエルは、ヨルダン川西岸地区の出入りを管理している。
イスラエル保健省は、これまでに少なくとも67人のオミクロン株感染を確認し、ほとんどの外国人観光客の入国禁止を含む厳しい渡航制限を課している。
約480万人のパレスチナ人が住むヨルダン川西岸地区とガザ地区の当局は、パンデミックが始まって以降、コロナウイルスにより4858人が死亡したと報告している。
両地区のパレスチナ人約290万人が、ファイザー・ビオンテック、アストラゼネカ、スプートニクV、シノファームのいずれかのワクチンを1回接種しており、240万人強のパレスチナ人が2回目の接種を受けている。
AP