
ハサカ: クルド人勢力は、5日前に刑務所を襲撃し、激しい戦闘で150人以上の死者を出したダーイシュグループの戦闘員を捕らえるため、月曜日にシリアの都市を封鎖した。
クルド人主体のシリア民主軍(SDF)は、北東部の都市ハサカのグウェラン刑務所内で、ダーイッシュ過激派が数百人の未成年者を「人間の盾」として利用していると告発した。
国連の児童専門機関ユニセフは、刑務所内に収容されている12歳の子供を含む約850人の未成年者の保護を求め、彼らがダーイシュによって「危害を加えられるか、強制的に兵士にされる」可能性があると警告した。
木曜日遅く、100人以上のダーイシュの戦闘員が、自爆トラック爆弾と重火器を使用してグウェラン刑務所を襲撃し、施設内と周辺地域で数日間の戦闘が発生した。
米国が支援するSDFが刑務所周辺の統制を強化し、1週間都市全体を封鎖すると宣言し、戦闘は日曜日夕方に鎮静化した。
「テロ分子の逃亡を防ぐため…シリア北東部のクルド人政権は、1月24日から7日間、ハサカ内外の地域を完全に封鎖することを発表します」と政権側は述べた。
医療センター、パン屋、燃料配給所など必要不可欠なサービスを除き、営業の休止が命じられた。
AFP特派員は、米国主導の連合に支援されたクルド人戦闘員が過激派の隠れ家を捜索しているため、市民は月曜日自宅に身を潜めていた、と話した。
同特派員によると、SDFはハサカの入り口に複数の検問所を設置し、刑務所に隣接する地域には、さらに厳戒な警備態勢を敷いているという。
SDFは声明で、刑務所内での前進は、共同部屋に立てこもるダーイシュ過激派が数百人の未成年者を「人間の盾」として使用したため、阻まれたと述べた。
同グループによると、過激派とのつながりが疑われ拘束された少年らは、刑務所内の「リハビリテーションセンター」に収容されている。
英国に拠点を置くシリア人権監視団は月曜日、抵抗を続ける過激派が降伏を拒否しているため、戦闘の不安定な小康状態が続いていると発表した。
同団体は、木曜日からの戦闘による死者数を、過激派102人、クルド人戦闘員45人、民間人7人を含む154人に引き上げた。
政権の統制下にあるシリア北東部の他の地域では、月曜日の午後6時から午前6時までの夜間外出禁止令が発動されることになった。
AFP