テヘラン:イラン政府は24日、イラン・米国両国に収監されている囚人の解放と、2015年核合意の再建に向けたウィーンでの協議を再開するという2件について合意を結ぶことは「可能」であると発表した。
「2つはそれぞれ別の問題ですが、もし先方(米国)に決意があるのであれば、この2件について信頼性のある永続的な合意を、可及的速やかに締結することも可能でしょう」。イラン外務省のサイード・ハティブザデ報道官は週1回の記者会見でそのように語った。
ハティブザデ報道官のコメントは、米国のイラン担当特使、ロバート・マリー氏による23日の発言を受けたものだ。マリー特使は23日、イランに収監されている4人の米国人をイランが解放しない限り、米国政府が合意を結ぶ可能性は低いと語っていたのだ。
「イラン政府は交渉初日から現在に至るまで、いかなる前提条件も受け入れたことはありません」とハティブザデ報道官は述べた。
報道官はまた「交渉は既に十分なほど複雑化しており、ややこしい発言によって複雑さを増すべきではないでしょう」と付け加えた。
AFP