


サイード・アル・バタティ
アル・ムッカラー:イランの支援を受けるフーシ派がさらなる軍事的敗北を喫する中、「Giants Brigades」の親政府系戦闘員らは29日、イエメン中央部の広大な領域からフーシ派を駆逐した。
イエメン軍報道官を務めるアブドゥ・アブドゥラー・マジリ将軍はアラブニュースに対し、「イエメン軍とGiants Brigadesはフーシ派に大きな打撃を与えている」と話した。
マジリ氏によると、政府軍はマアリブの南にあるジュバ地区のナジェドとアル・ハジェラを奪還し、同じくマアリブの南にあるアベディア地区でも勝利を収めた。
ジュバ地区にあるフーシ派が支配するウム・レシュ軍事基地の外でイエメン軍の部隊と合流しようとしていたGiants Brigadesは、マラア山脈にあるフーシ派の拠点を襲撃した。Giants Brigadesはまた、フーシ派が支配するアル・バイダ県内での攻撃を再開し、アル・バイダ東部のナテア地区にあるガラバ地域を奪還した。
Giants Brigadesが攻勢を開始して石油資源の豊富なシャブワ県を奪還し、激戦地のマアリブ県でフーシ派から広大な領域を奪取するなど、フーシ派は今年に入ってから相次いで軍事的敗北を喫している。
Giants Brigadesの軍事的勝利により、昨年2月から中心都市マアリブを防衛してきたイエメン政府軍への圧力が緩和された。
「イエメンにおける正当性を回復するアラブ連合軍」は今年、フーシ派の軍事目標に対する空爆を強化した。以来、マアリブ、シャブワ、アル・バイダの各県で数百人のフーシ派が死亡している。
Giants Brigadesは一部の戦闘員の再配置を実施し、攻勢の初日から連合軍が行っている軍事支援について感謝の意を表明した。
Giants Brigadesの関係者は次のように述べた。「部隊はシャブワ地区を解放して支配を確保し、マアリブの南にあるハリブ地区からフーシ派を駆逐するという任務を完了した」
「再配置された部隊は前線を離れていない。それどころか部隊はフーシ派によるあらゆる軍事攻撃を撃退するための防衛策の実行を始めた」
「マアリブ県でまだ解放されていない場所は、何十万人もの兵士を擁するイエメン政府に任されており、フーシ派をマアリブから追い出すのはイエメン政府の役割だ」
イエメン国防省は29日、連合軍がタイズ西部のジャバル・ハバシ地区でフーシ派の拠点に対する空爆を実施し、フーシ派9人が死亡、大砲1門が破壊されたと発表した。
先週、ジャバル・ハバシ地区では政府軍が同地区を解放し、フーシ派によるタイズの包囲を断つための新たな攻勢を始めた。以来、同地区では政府軍とフーシ派による戦闘が激化している。
これに先立ち、フーシ派が発射したミサイルがシャブワのバイハン地区アル・サファにあるGiants Brigadesの拠点を直撃し、戦闘員5人が死亡、数人が負傷した。