
アラブニュース
ロンドン:アラブ連盟は木曜日、人権団体アムネスティ・インターナショナルの報告を歓迎すると述べた。同報告はイスラエル当局が「パレスチニア人に対するアパルトヘイト行為を犯した責任を取るべきだ」と求めている。
アラブ連盟のパレスチナおよび被占領アラブ領地担当事務次長補であるサイード・アブ・アリ博士は、報告を称賛すると同時に、これは重要な国際法上の文書であると述べた。
さらに博士は、同報告は「パレスチナが被っている戦争犯罪および人道上の犯罪、そしてその頻度がこの1年、前年度に比べて危機的に増えている状況に照らし」緊急かつ重要な時期に発表されたと述べた。
博士の発言はカイロでの記者会見中のもので、昨年のイスラエル当局によるパレスチナ人に対する特に目立った侵害行為を明らかにする内容であった。
アムネスティの報告は『イスラエルのパレスチナ人に対するアパルトヘイト:残虐な支配システムと人道上の犯罪』と題され、イスラエルがパレスチナ人の権利を左右できる状況にある場所では必ず、抑圧と支配のシステムを強要している状況を詳述したものだとアムネスティは語っている。278ページに及ぶ報告は、4年をかけて作成された。
アブ・アリ氏は国際社会に対し、この報告で明らかになった重要な事実を調査し、責任を追及し、パレスチナの人々に対し日常的に行われている侵害行為や犯罪の責任者を特定すべきであると要求した。
イスラム協力機構も同様の声明を発表し、報告を歓迎すると同時に、国際社会に「パレスチナの人々に対するイスラエルの侵害行為、犯罪、人種差別政策について責任を取らせるのに必要な措置を講ずる」ことを求めた。