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フランクリー・スピーキング:テロの脅威は英国の中東への投資拡大を妨げない、と英国貿易担当者

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07 Feb 2022 12:02:53 GMT9
07 Feb 2022 12:02:53 GMT9
  • サイモン・ペニー氏が、サウジアラビアのビジョン2030戦略に対する英国企業の関心と、英国GCC自由貿易協定の見通しについて語った
  • この地域の有力な政策立案者やビジネスパーソンを招くビデオ対談シリーズで、彼はコメントした

フランク・ケイン

ドバイ:イランに支援されたフーシ派によるテロ攻撃の激化が、英国企業による中東への投資を妨げることはないと、同国の対中東貿易を担当する英国政府高官がアラブニュースに語った。

「GCC、そしてその中でもUAEは、長年にわたって英国の輸出業者と観光客の両方にとって非常に人気のある目的地であり、その関心が低下していないことは確かです」と、英国の中東担当商務官、サイモン・ペニー氏は述べた。

「実際、湾岸地域は、EUを除けば、英国にとって世界第3位の輸出市場となっています。湾岸諸国への輸出国としての地位は、今後さらに高まると、正当な理由をもって確信しています」

無人機やミサイルがサウジアラビアの人口密集地や民間インフラを狙うテロ活動が拡大する中で、イエメンのフーシ派武装勢力の支持者によるUAEへの相次ぐ空爆後に、彼は話した。

英国当局は、ケンブリッジ公ウィリアム王子が今週UAEを訪問するのに先立ち、英国市民に脅威の増大を警告し、警戒を促した。しかし、ペニー氏は、このような脅威があっても、この地域への投資に対する英国企業の熱意が冷めることはないと主張した。

「ここでビジネスを行う企業のパイプラインは非常に強く、健全な状態が続いています」と述べた。

「実際、先週ドバイでアラブ・ヘルス(見本市)が開催されたばかりです。英国から140社以上の企業が参加しました。あなたが話題にした出来事だけでなく、2年間の新型コロナウイルスのことも踏まえると、それは素晴らしいことでした」

この地域の有力な政策立案者やビジネスパーソンとのビデオ対談シリーズ「フランクリー・スピーキング」の幅広いインタビューの中で、駐ドバイ英国領事でもあるペニー氏は、サウジアラビアの経済転換戦略ビジョン2030の多くの分野に対する英国企業の「熱い」関心、英国GCC自由貿易協定の差し迫った見通し、ブレグジット後の世界における英国の貿易損失の一部を中東が補填する可能性について話した。

2018年に現職に就くまで中東で銀行員をしていたペニー氏は、英国にとっての貿易パートナーとしてのサウジアラビアの魅力を強調した。

「私自身この国に対して強い熱意があると言わざるを得ません。もう10年以上、様々な異なる仕事でそこで働いていますが、サウジとサウジ全体にある機会に、今もこれまでと同様かそれ以上に夢中です」

彼は、「実は先々週、NEOMを訪問する機会があったばかりなのですが、今の白紙としか言いようのない状態からでも、プロジェクトの規模の大きさ、野心に圧倒されました」と付け加えた。

サウジアラビアに対する英国の関心は、ヘルスケア、教育、飲食、レジャー・エンターテイメントなど、ビジョン2030戦略によって活性化されたあらゆる分野にわたって強いという。

「もちろんエネルギーもです。サウジや世界が『クリーンな成長』に向けたエネルギー転換の旅に乗り出すなか、『クリーンな成長』や、未来の技術を開発するためにサウジとどのように協力できるかについて、関心が高まっています」と、ペニー氏は国民所得の増加と温室効果ガス排出の削減を同時に目指すという目標に言及して述べた。

この地域の英国企業は、他のGCC諸国よりもサウジアラビアにますます注目している。

「UAEだけで5,000社の英国企業が拠点を置いていますが、興味深いことに、これらの企業が将来のビジネスチャンスを求めて地域全体にますます目を向けるようになると、特にサウジアラビアがこれらの企業にとって大きな機会の源となることは明らかです」と述べた。

ペニー氏は、多国籍企業に対して国内で正式に事業を行うためにリヤドに本部を設置することを義務付ける、というサウジアラビア政府の先日の提案に対する英国内の反応に触れた。

「それは様々だと思います。英国で長い間仕事をしてきた多くの大企業は、ビジネスとして理にかなうので、実際にそれを受け入れています。企業が始めるビジネスの大半がある場所であり、サウジに拠点を置くのは合理的です」と彼は言う。

「もう少し長い目で様子見している企業もあります。しかし、企業は商業的に意味があることを中心に決断を下すと思います。確実に、私が話をした多くの企業において、サウジアラビアがもたらす機会の規模について私が述べたことに基づくと、実際にそうすることがビジネス上有意義でしょう」

ペニー氏はこう言った。「サウジアラビアだけではありません。今年後半にFIFAワールドカップを控えたカタールはもちろん、その他のオマーン、バーレーン、クウェートでも多くの活動が見られます。この地域には、双方向に多くの関心が集まっているのです」

イギリスとGCC間の自由貿易協定の準備に深く関わってきたペニー氏は、交渉プロセスの次のステップを説明した。

「今年の春には、GCC自由貿易協定に向けた交渉を開始する予定です」と彼は話す。

「自由貿易協定交渉を開始する前に通過しなければならない英国独自のプロセスである議会手続きを終了したところです。14週間にわたる協議は、1月中旬に終了しました」

さらに、「我々は今、その協議期間中に企業や利害関係者から受け取ったすべてのフィードバックを吸収し、取り込むプロセスを行っています。英国がGCCとの自由貿易協定交渉を開始する際に採用する交渉戦略やアプローチに、それを織り込みます」と述べた。

EU離脱決定後、英国は「グローバル・ブリテン」戦略の一環として、他の主要経済圏との貿易同盟の締結を目指している。しかし、ペニー氏は、英国GCC協定は、ブレグジットをきっかけに失った欧州とのビジネスを補填するためだけではないと主張した。

「それどころか、どちらかといえば、さらにビジネスに拍車がかかると思うのです。GCCはすでに英国にとって、EU以外で米国、中国に次ぐ3番目の輸出市場となっています」と述べた。

「ですから、今日すでに、英国の輸出業者の頭の中では、湾岸諸国が非常に重要な位置を占めています。自由貿易協定を締結することで、湾岸諸国に限ったことではありませんが、企業がここでビジネスを行う上で直面する障壁や障害をさらに軽減することができると確信しています」

ペニー氏は、ボリス・ジョンソン首相が一連のスキャンダルでますます苦境に立たされている英国の政治的不安は、中東の投資家に英国とのビジネスを躊躇させるものではないと主張した。

「イギリスに対する投資家の関心は衰えていません」と彼は話す。

「実際、EUを離脱し、特に2016年の国民投票以来、投資家の関心は飛躍的に高まっています。英国に対する信頼感は、長年の間で、おそらく最も高いと言えるでしょう」

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