チュニス:チュニジアの法務大臣は水曜日、カイス・サイード大統領は最高司法評議会を解体するのではなく、変更する予定であると、同大統領と面会後に語った。サイード大統領は数日前に同評議会の解体を明らかにしており、強い反発を受けていた。
レイラ・ジャフェル法相はテレビで、サイード氏は最高司法評議会を憲法上の機関として維持するが、それを規定する法律を変更、その間は臨時の司法当局を設置するだろうと述べた。
法相は、評議会の構成や役割がどのように変わるのか、また臨時機関の構成や役割、任期などの詳細については言及しなかった。
日曜日にサイード氏が最高司法評議会を解体すると発表したことで、裁判官、権利団体、野党、財政危機を回避するために必要な支援を行う欧米のドナー各国からの批判が相次いでいた。
反対派は、同評議会の解体は、司法の独立性を損なうものであると述べている。また、サイード氏は昨年、議会を停止して広範な権力を掌握したが、このクーデターとも呼ばれる同氏の独立支配を強化することになるとしている。
ロイター