
アラブニュース
ロンドン: フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、フランスは今後も様々な分野でのエジプトとの相互協力を継続的に強化していくこと、そして包括的かつ持続的な開発を実現し、地域でのテロや過激派思想に立ち向かうエジプト政府の努力を支援することに引き続き尽力していくつもりだと発言した。
マクロン大統領は、近年のアブデル・ファッター・エル・シーシ大統領の度重なる訪問でより強まったエジプトとの確かな関係性は、フランスにとって名誉であると語った。
エジプト大統領府の報道官、バッサム・ラディ氏によれば、これらの発言は、フランスの港町ブレストで金曜に開催されたワン・オーシャン・サミットの際のエル・シーシ大統領との会談でのものだという。
エル・シーシ大統領は返答として、エジプト政府は様々な分野でフランスとの関係を発展させたいと考えており、特に専門知識の共有やすべてのタイプの開発におけるフランスの技術的ノウハウを取り入れることに積極的だと述べた。
また、エジプトは、特に現在、フランスがEU議長国を務める状況で、政治、安全保障、軍事、経済問題に関してフランスと最大限の連携、協議を行い、中東や地中海東部、アフリカ大陸の安全・安定の維持に貢献することを望んでいると付け足した。
マクロン大統領とエル・シーシ大統領は、また、エジプトが議長国を務め11月にシャルム。エル。シェイクで開催される2022年国連気候変動会議(COP27)を前に、協力の機会を検討した。これは環境・気候問題における両国の役割の大きさを踏まえてのことだと報道官は語った。
エル・シーシ大統領は、ワン・オーシャン・サミットに招待されたことは、自然保護区の設立や、生物多様性の保全と海洋汚染削減の努力に見られるようなエジプトの海洋環境保護を重要視する姿勢を反映していると述べた。
エル・シーシ大統領は、また、サミットの傍ら、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長、ノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ首相、チュニジアのナジラ・ブーデン首相と会談した。