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連合軍、軍事作戦用の無人機の制御に使用されているフーシ派の通信システムを破壊

2021年12月24日に撮影されたこの写真に写るサヌアの建物はフーシ派が軍事作戦に使用していたため、イエメンにおける正統性回復のための連合軍による夜間の空爆で破壊された。(資料写真/AFP通信)
2021年12月24日に撮影されたこの写真に写るサヌアの建物はフーシ派が軍事作戦に使用していたため、イエメンにおける正統性回復のための連合軍による夜間の空爆で破壊された。(資料写真/AFP通信)
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14 Feb 2022 04:02:04 GMT9
14 Feb 2022 04:02:04 GMT9

アラブニュース

リヤド:イエメンにおける正統性回復のための連合軍は14日、フーシ派が所有し、軍事作戦用の無人機の制御に使用されているサヌアの通信システムを破壊したと発表した。

連合軍は一連のツイートで、通信システムはイエメンの首都サヌアにある通信情報技術省に設置されていたと明らかにした。

連合軍は、「フーシ派は軍事作戦を行うためにイエメンの国家機関や省庁を軍事利用している」と述べ、この場所は2月10日に行われたサウジアラビアのアブハー国際空港に対する無人機攻撃と関連していると続けた。

アブハー国際空港はサウジアラビアの南西部、イエメンとの国境地帯に位置しており、2月10日の攻撃で民間人12人が負傷した。

フーシ派の通信システムを破壊する攻撃を開始する前に、連合軍は同施設にいる民間人に避難を呼びかける努力を行った。

連合軍は、「我々は固定電話を通じて省庁の1つに電話をかけ、サヌアのある場所に民間人を避難させるよう要請した」と述べた。

アナリストによると、フーシは長い間、人口密集地や民間施設を盾にとって連合軍からの報復攻撃を逃れてきたという。連合軍は14日、このような欺瞞はなくさなければならないと述べた。

連合軍は声明で、「越境攻撃には国際法の枠内でより効果的な対応を行うことが必要だ」と述べた。

イスラム法学者が率いるイランの政権の代理勢力とされるフーシ派は1月、連合軍の支援を受けるイエメン政府軍が戦場で勝利したことを受けて、アラブ首長国連邦(UAE)にある民間の標的に対する攻撃を強化した。

「Giants Brigades」として知られるUAEが訓練したイエメンの部隊はイエメン中部のいくつかの都市や町からフーシ派を駆逐するのに重要な役割を果たし、2014年以降、広大な支配地域を獲得していたテロ組織フーシ派に大きな打撃を与えた。

連合軍は、サウジアラビアの首都に亡命したアブドラッボ・マンスール・ハーディ首相が率い、国連が承認しているイエメン政府を復権させるため、2015年に組織された。

フーシ派が協力を拒む中、イエメンの紛争当事者間の和平協議を仲介する国連の取り組みは成果を上げていない。 

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