ラバト:20日、物価の高騰に抗議し、政治改革を求める抗議運動の11周年を記念すべく、モロッコの複数の都市で市民デモが行われた。
首都ラバトでは数十名の抗議者らが日用品の価格高騰に非難の声を上げ、「4月20日運動」を想起させるスローガンを叫んだと、AFP通信員が伝えた。
この改革推進/反汚職運動は、2011年に中東を揺さぶった民主化運動「アラブの春」をきっかけに生まれた。
ソーシャルメディアに投稿された動画から、カサブランカとタンジェでも数十人によるデモが行われたことが窺える。
モロッコは干ばつによって経済的打撃を受けており、燃料価格の高騰も市民を苦しめている。
ある経済省関係者によると、2022年は小麦粉の価格抑制だけでも約38億ディルハム(4億ドル以上)の助成金が必要だという。
AFP