
国連:パレスチナの国連特使は水曜日、「アパルトヘイトを終わらせろ」と刺繍された黒いマスクを着用し、イスラエルによるパレスチナ人への差別を止めるよう安保理に要請した。
リヤド・マンスール氏は、中東に関する月例会議で、15回にわたって「アパルトヘイト」という言葉を喚起し、理事会に「長く苦しんでいる人々」を守るよう呼びかけた。
パレスチナ大使は、「この理事会は、この言葉を使う準備ができていないかもしれないが、アパルトヘイトは、ここしばらくの間、我々の現実であり続けている」と述べた。
「イスラエルはこの言葉に憤慨するかもしれない」とマンスール氏は述べつつ、「他の誰もがその政策に憤慨するべきだ」とも付け加えた。
「非難だけでは、イスラエルを抑止するのに十分ではない」と彼は話した。
「今こそ、言葉を行動に移す時だ。アパルトヘイトを終わらせるための行動に」
イスラエルのギラド・エルダン国連大使は、自らの演説でパレスチナからの非難には触れず、むしろハマスに注意を向け、「イスラエル国家の破壊を進めるという名目で、意図的に民間人を標的にする」同団体を「過激テロ組織」として認めるよう国連理事会に呼び掛けた。
「世界中の国々はハマスがテロ組織であると認識しているが、悲しいことに、この理事会はそう認識できていない」と付け加えた。
イスラエル大使は会議後、アパルトヘイトメッセージを批判し、声明で「ユダヤ民主主義国家であるイスラエルの正当性を否定することを使命とする『人権団体』とパレスチナ人の共同キャンペーン」であると述べた。
AFP