
エファレム・ コッセイフィ
ニューヨーク: 国連人権高等弁務官は24日、ウクライナへの軍事攻撃が国際法に違反し、無数の民間人の命を危険に晒しているとして、それを直ちに停止するようロシアへ呼びかけた。
国連の人権高等弁務官を務めるミチェル・バチェレ氏は、攻撃を命じたロシア連邦の行動に深刻な不安を抱いていると述べた。
バチェレ氏は攻撃を終わらせるようモスクワに要請しながら、「ウクライナ各地の民間人が、激しい爆撃の音によって目覚めた。事態の深刻化を恐れて多くの人々が自宅から避難している」と述べた。
「平和的手段で国際紛争を解決するために、あらゆる合理的な措置を講じることができない国は、生存権を保護する義務の遵守に遠く及ばない」
24日の朝には、ハリコフ、クラマトルスク、オデッサ、マリウポリ、首都キエフなど、人口密度の高い主要都市近くで軍事攻撃が行われたとの報告があった。
「一般市民の保護を優先しなければならない。人口密集地域での爆発性兵器の使用は、何としても避けるべき」と、バチェレ氏は述べた。
彼女はまた、国際人道法および国際人権法の原則を遵守する重要性についても繰り返した。
「敵対行為の遂行においては、特に一般市民と民間物を敵対行為の影響から保護するために、必要な全ての措置を取ることで、区別性、均衡性および予備措置の原則を完全に尊重しなければならない」と彼女は述べた。
進行中であると彼女が指摘した、同時発生中の「情報戦」の重要性を強調したバチェレ氏はまた、民間人の死傷者、民間財産や重要なインフラへの損害を含む人権侵害のあらゆる報告について、事実確認することの重要性も強く主張した。