
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトの計画・経済開発相を務めるハラ・アル・サイード博士は、自国とサウジアラビアとの協力関係を今後強化する方法について、サウジアラビアの商業相であるマージド・ビン・アブドッラー・アル・カサビー博士と話し合った。両者は、Arab-Africa Trade Bridges Program(アラブ・アフリカ貿易ブリッジ・プログラム)の理事会会合の一環として面会した。
アル・サイード大臣は、エジプトとサウジの実業界の関係強化への熱意を示した。そして特に商業・産業・投資を中心とした、様々な分野における両国の経済的結びつきを強めていくと強調した。
会合の中で、大臣はエジプトでのサウジ公的投資基金(PIF)に関する両国の協定案が最近署名されたことに触れた。2国間の関係を支える上で協定がいかに重要性かを強調し、PIFによるエジプトでの投資に関連した手順を早期に完了させる上でも重要だと述べた。
大臣はまた、関係発展のための最も突出した機会や領域のほか、新型コロナのパンデミックやその経済的影響に照らし、障害を投資機会に変えていく仕組みを再確認した。
さらに、近年の成果についても言及した。つまり、事業計画立ち上げの手順を簡略化し、民間や地域、外国の投資を呼び込むための一連の法律や制度改革案のことである。
アル・カサビー大臣はエジプトとサウジは歴史的に交流があり、兄弟愛や地理的な近さ、アラブ主義でつながっていると述べた。エジプト訪問時にはそれまでにない開発の動きが見られ、相互交流の文化と投資家にとっての希望を反映していると語った。