
ナジア・フッサリ
ベイルート:しかし、彼が克服しなければならない課題は、土曜日の諸役人や議員との協議の開始時から明らかになった。
議長のナビ・ベリ氏は、次期政府において「すべての議会グループの代表を確保することを主張する」と述べた。彼のシーア派アマル党とヒズボラが共有する地位である。
ハリリの未来運動党の議員であるサミール・アル・ジスル氏は、「確立された政党とは無関係の独立した専門家達の」政府を組閣して、崩壊の瀬戸際からレバノンを救うようディアブ氏に促した。
「ディアブ氏の指名と同様に、この政府が唯一の政治的色彩によって支持されることを考慮すれば、その組閣は1ヶ月または6週間未満で済むはずである」と彼は次期首相と会談後に述べた。
[caption id="attachment_6382" align="alignnone" width="669"]彼は、ヒズボラ党、アマル党、そしてディアブ氏を組閣するように選んだキリスト教のミシェル・アウン大統領が設立した自由愛国運動 (FPM)を同盟することに言及した。
このような支持は騒動を巻き起こし、過去2晩連続でベイルートや他の都市で、ハリリのスンニ派支持者が道路を遮断し、治安部隊と乱闘しディアブ氏への反対を表明した。
一部の道路は土曜日、スンニ派多数で第二の都市のトリポリと北部のアクカル地域で遮断されたままだった。
ヒズボラは土曜日に抗議者の怒りを鎮めようとし、次期政府は偏ってはならないと主張した。
「政府が対立するものとなる、もしくは唯一の政治的色彩により支持されるものであるとは、誰も考えるべきではない」とディアブ氏との会談後、ヒズボラ議員モハンマド・ラード氏は述べた。
彼は、新政府が、10月17日に未曾有の抗議が始まって以来、打撃を受けた経済を「復興」させようと努力すると述べた。
それ以来、債務を抱えるレバノン国家の迫り来る破綻により緊張が高まっていた。
[caption id="attachment_6381" align="alignnone" width="667"]ドル流動性危機により、銀行はドル預金に非公式な資本規制を課すようになり、公式に米ドルに固定されたレバノンポンドは闇市場でその価値の約30%を失った。
景気の低迷により、いくつかの企業は閉鎖を余儀なくされたが、生き残った企業は半額の給与を支払い、従業員を解雇することで経営を維持しようとしている。
世界銀行によると、今年は0.2%以上の景気後退が予想される。
国際社会、資金供与者、および金融機関は、債務を抱えたレバノンが新政府を設立に遅れをとる余裕はないだろうと警告している。
米国、フランス、およびレバノンの他の同盟国は、改革への意欲を示すことができる政府が組閣されるまで、財政的支援を差し控えると警告した。
多宗派のレバノンは、国の主要な特定宗派を代表する政党間の脆弱な均衡を維持しようとする複雑な政治システムによって支配されている。
政党が閣僚席の割り当てと閣僚の職の分配をめぐって動き回るので、通常、政府を組閣するには数ヶ月かかる。