モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのアブデル・ファタフ・エル・シーシ大統領が、エジプトは必要な燃料の入手に困っていないことを強調した。
「石油1バレルの価格は、70ドルから、現時点で120ドルに上昇している…我々は、この数字が(増加)しないように、今回の危機が早急に終わることを願っている」と、エル・シーシ大統領は述べ、次のように付け加えた。
「エジプトのブタンガスの戦略備蓄は、以前は8日分だったが、現時点では約2ヶ月分まで増えている」
大統領は現在の燃料供給状況について、2016年に実施された同国の経済改革プログラムの成功のおかげであるとした。この改革プログラムにより、エジプトは、パンデミックとその経済への影響や、現在のロシア・ウクライナ危機など、連続する世界的な危機に立ち向かうことができた。
「もし、経済改革プログラム内で実施された措置…がなかったら…我々は非常に困難な状況に直面していただろう」と、大統領は述べた。
エル・シーシ大統領はエジプト国民に対し、ラマダン期間中は節制して食べ物を無駄にしないよう呼びかけたが、同国が十分な物資の調達に困ってはいないことを保証した。
大統領は、「我々はすべてに備えができている」と述べ、もし必要が生じた場合は、軍が数百万カートン分の食糧や物資を提供する能力を持っていることを説明した。
エル・シーシ大統領は、自身の生活でも節制の原則を適用していることを強調し、次のように述べた。「ほとんどのエジプト人が、大統領の食卓は非常に異なるものだと考えている…しかし、私は常に物の値段についてたずねている…なぜなら、神の前で私には責任があるからだ」