


アラブニュース
ジェッダ:アメリカも参加したカタールの防衛展において、イランのイスラム革命防衛隊がミサイルの模型などの武器類を展示したことで激しい非難を浴びている。
参加者が会場内を歩き回る中、防衛隊の司令官たちはブースで会合を開いていた。そこには、特殊部隊を多数乗せた高速艇の大きなポスターが貼られていた。
「イランが湾岸地域全体の海の安全を一方的に脅かしていることを考えると、海事防衛展でのイランの存在は認められない」。米国国務省のネッド・プライス報道官は24日、そう述べた。
カタールの高官は、23日までドーハで3日間開かれた防衛展にイランを招待していないと述べている。「展示会や会場の参加者はイラン国防省であり、イランの革命防衛隊は招待していない」と広報担当者は語った。
期間中、イランの代表団は米海軍第5艦隊の司令官の側近の近くを通ったり、イタリア製装甲車の写真を撮ったり、トルコ製機関銃をいじったりしていた。
カタールの防衛展DIMDEXには、軍事力を拡大している湾岸諸国に売り込みをかける各国の防衛企業が集まった。
イランの隣のブースでは、米国のゼネラル・アトミックス社がMQ-9Bドローンを紹介していた。海上監視や精密誘導兵器を含む対水上戦のために開発された機体だ。米国防省は、同社が総額29億ドルで18機のMQ-9BをUAEに売却することを認めている。
イラン最高指導者の直属である革命防衛隊は、イエメンのフーシ派などの代理組織を通じて勢力を拡大している。フーシ派は先週末、サウジアラビアの石油施設に集中攻撃を行った。