



モハメド・アル・シャマー
カイロ:イスラエル、米国、UAE(アラブ首長国連邦)、モロッコ、バーレーン、エジプトの外相らは月曜日、イスラエルで開かれた歴史的なサミットに出席した。
エジプトのアフメド・ハフェズ外務報道官は、サーメハ・シュクリ外相が日曜日にイスラエルに到着し、ネゲブ・サミットの前に同国のヤイール・ラピード外相と共に非公開の会合に参加したとツイートした。日曜夜、6カ国の外相及びスタッフが合同食事会に出席した。
イスラエル外務省のアラビア語ツイッターアカウントは、UAE、モロッコ、バーレーンとの間で最近締結した和平協定は「地域の人々にとってより良い未来」の到来を告げると述べた。
同アカウントは、イスラエルのナフタリ・ベネット首相がサミット出席者を歓迎する声明を発表する動画を公開した。
ベネット氏は「中東には暴力を生み出し発展を遅らせる者がいるが、一方で、協力、繁栄、平和を推進する者もいる」と述べた。
「イスラエルが平和と協力のために常に前線で戦っているという認識が、アラブ諸国で広がりつつある」
ベネット氏は、サミットの開催を「非常にめでたい、重大な日」だとし、イスラエルは古い絆を培い、新たな架け橋を築いていると述べた。
さらに、「我々が平和について議論する間にも、戦争を煽り続けている者がいる。イラン革命防衛隊の代理勢力として活動するフーシ派がサウジアラビアを標的に攻撃を開始したことで、我々はそのことを改めて思い知らされた」と続けた。
今回のサミットの5日前には、エジプト、イスラエル、UAEの首脳による会談がシャルム・エル・シェイクで開かれており、2日前にはエジプト大統領、ヨルダン国王、UAE皇太子、イラク首相による首脳会談がアカバで開かれている。
ラピード氏は月曜日の朝、米国のアントニー・ブリンケン国務長官と会談し、イランの核問題やロシアとウクライナの紛争について議論した。
ラピード氏は「イランはイスラエルだけの問題ではない。イランの核武装は、全世界にとって許容できないことだからだ。イランの核開発の脅威に立ち向かうため、あらゆる可能な措置を取る」と述べた。
さらに、イスラエル政府と米政府の間には締結間近の核合意をめぐって意見の不一致があるものの、イスラエルはイランの核武装を阻止するために米国と協力すると述べた。
ブリンケン氏は、イランの核武装を阻止することへの米国の強い姿勢を表明し、この問題に関してイスラエルとの連携を続けると強調した。また、米国の核合意離脱後、イランの近隣諸国への干渉が増加したと述べた。