
ナジャ・フーサリ
ベイルート:レバノンのミシェル・アウン大統領は、来る議会選挙で「正しい選択をする」よう有権者に呼びかけた。
来年10月に任期を終えるアウン氏はまた、木曜日、「国を改革する責任は後継者にある。そのためにも、すべての腐敗した要素を摘発しない限り、大統領を辞めない」ことを確認した。
また、「司法やその他の国家機関を改革する必要がある」と強調し、「機関が操られている限り、改革はありえない」とも述べた。
レバノン議会選挙は5月15日に予定されている。
現国会任期は残り46日となり、ナジーブ・ミカティ首相の政権は5月22日に終了する予定だ。
1044人の候補者のうち、6人の女性を含む合計42人が、水曜日深夜までに立候補を取り下げた。
同日深夜は、選挙戦のために形成される選挙人名簿に記載がない候補者の取り下げの期限だった。
立候補を受け付けるファティン・ユーニス政治問題・難民局長は、「4月4日月月曜日、午前0時の登録期限を持って、名簿は確定する」と語った。
名簿登録の最終期限までのカウントダウンは木曜日から始まっている。
ユーニス氏は「木曜日には6つの選挙人名簿が登録され、金曜日にはその数は増加し、週末後の月曜日には再び増加する見込みである」と話した。
ユーニス氏は、「必要書類に関する問題で、水曜日に辞退を希望した多くの候補者が、登録名簿の中に自分の名前がないことに直面した」と述べた。
さらに、「彼らは、名簿の確定を持って自動的に辞退となるため、現状放置を選んだ」と述べた。
選挙人名簿の発表がメディアで始まっている。
その中には、ベイルート2区の国民対話党代表のフアド・マクゾウミ議員が率いる名簿も含まれている。これは、同地区の市民団体リストに次いで発表された名簿である。
ほとんどの政党が候補者名簿を完成させたが、まだ作業中の政党や、候補者間の争いに直面している政党もある。
いくつかの選挙区では、進歩社会党とレバノン軍団(LF)の間に驚くべき同盟関係が生まれている。
進歩社会党のメンバーであるワエル・アブー・ファオル氏は、次のように述べた。「両党に共通する他の選挙区では、それぞれの政党が独自の地位を占めるだろう」
サミール・カシール財団は、議会選挙に参加する政党による表現の自由と民主主義の枠組みに関する問題の取り扱いについて、報告書を発表した。
同財団は27の政党と会派をモニターし、「2011年以降に設立または出現したオルタナティブ政党とされるものを含め、非宗派の運動が、最も表現の自由や民主主義の問題の議論に熱心である」ことを明らかにした。
それによると、「伝統的な政党は、『我々』と『彼ら』の区別に基づく、より分裂的な言説を復活させ、このテーマについてより狭義的な立場を採用する傾向がある」とのことだ。
同財団はさらに、「オルタナティブ政党は一般的に、現体制とその抑圧手段全体に対する見方に関する、より広範で包括的な考えの一部として、『暗殺との闘い』という考えをより所としている」とも述べている。
選挙の動きと並行して、レバノン山の主任捜査判事ニコラス・マンスール氏は、「マネーロンダリングと不正蓄財」の主張で告訴された検察の案件について、中央銀行総裁リアド・サラメ氏の尋問を議会選挙が終わる6月9日まで延期した。
サラメ氏は尋問に出頭せず、チャウキ・アザン弁護士が代理人となり、正式な答弁書を提出した。
これと並行して、マンスール判事は、財政的保証とレバノンでの資金の差し押さえと引き換えに、同じ容疑で逮捕された知事の弟ラジャ・サラメ氏を釈放することを決定した。
ラジャ・サラメ氏の弁護士は、レバノン山告発当局に保釈金の減額を訴えた。