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チュニジア、革命での死傷者に補償へ— 大統領
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10 Apr 2022 03:04:35 GMT9
10 Apr 2022 03:04:35 GMT9
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- ベンアリ大統領（当時）の政権に対する不満から2011年に発生した蜂起で、数十人の若者が死亡し、数百人が負傷した
チュニス：政治・経済危機とクーデターによる政権奪取への非難に直面しているチュニジアのカイス・サイード大統領は日曜日、同国に民主化をもたらした2011年の革命で死傷した人々の遺族に対し補償を行うと発表した。
咋夏から大統領令による統治を行っているサイード氏は先月、国会を解散し、全権を掌握した。同氏は、北アフリカの同国を崩壊の危機から救おうとしていると主張している。
チュニジア・ディナールは3年ぶりの安値に下落しており、同国の代表団が今月、ワシントンに向かい、国際通貨基金（IMF）からの支援を模索する予定だ。
サイード氏が土曜日に発表した法令では、革命後の数年間、同氏曰く「テロ攻撃」から国を守って死傷した「殉教者」や警察、軍の遺族への補償が承認された。この革命を発端として、周辺のアラブ諸国でその後蜂起が相次いで発生した。
2011年、ベンアリ大統領（当時）に対する蜂起で、数十人の若者が死亡し、数百人が負傷した。
サイード氏は、人々が革命で勝ち取った権利と自由を守ると約束したが、反対派は、司法の独立を保証する機関を解散して新たな機関を設置するなどした同氏の行動は、独裁的な支配を強めようとする決意を示しているとして批判している。
ロイター
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