
ナブルス:イスラエル軍が占領地ヨルダン川西岸での軍事作戦5日目に、ナブルス市内でパレスチナ人を射殺したと、パレスチナ保健省が13日に発表した。
「若い男性のムハンマド・ハッサン・ムハンマド・アッサーフ氏(34)は、ナブルス市への攻撃中にイスラエル占領軍に胸を撃たれ、死亡した」と、同省は発表した。
イスラエル軍は今のところコメントしていないが、部隊がナブルスと他のヨルダン川西岸諸の都市で「対テロ作戦を行っている」と先に発表している。
パレスチナ赤新月社医療サービスは、現場と近隣の村で、実弾で撃たれた10人を含め、31人が怪我をしたと報告した。
沿岸部の大都市テルアビブの中心部で先週起きた銃乱射事件を含め、イスラエルでこの3週間に4回発生した襲撃で14人が死亡したことを受け、イスラエル軍はヨルダン川西岸全域で強制捜査と逮捕を強化した。
AFP通信の集計によると、イスラエル軍は同期間に、襲撃犯を含む16人のパレスチナ人を殺害した。
一方、パレスティニアン・プリズナーズ・クラブは、ヨルダン川西岸全域で一晩に新たに14人が逮捕されたと報告した。
イスラエルの公共ラジオは、パレスチナ人が数日前に残した損傷を修復するイスラエル人作業員を、ユダヤ人がヨセフの墓として崇める場所まで護衛するために、軍がナブルスに入ったと報じた。
イスラエルのナフタリ・ベネット首相は、「過越の前夜に行われた、我々にとって神聖な場所に対するこのような攻撃は受け入れられない」と断言している。
AFP