
アラブニュース、東京
イエメン内戦への干渉などが、中東状勢の不安定にさせる活動をしていることが、国際社会からの不信を買っていることにイランは気づくべきだ、と日本でもっとも購読されている日刊紙が主張した。
読売新聞の編集部は、他国からの信頼を得ることなしに、イランが現在の困難な状況に区切りをつけることは難しいだろうと述べた。
イランは、核開発への移行を盾に脅迫するだけでは、制裁の解除や経済支援などの目的を実現させることは不可能であると読売新聞は見ている。
イランのハサン・ロウハニ大統領は先週の東京訪問において、二国間関係をさらに発展させるためには、より具体的な措置を講じるよう日本に協力を求めた。この動きは、アメリカやヨーロッパ各国がイランに対して厳しい姿勢を崩さぬ一方で、ロウハニ大統領は日本を変わらぬ友好国として頼りにしていることを示している、と読売新聞は述べている。
その論説では、イランが孤立している状況であるなら、関係性を維持することは日本にとって不可欠であり、日本政府は引き続き中東の緊張緩和を支援すべきだと指摘している。
また、日本は医療サービスの提供や環境問題の支援することで、イラン国民の生活状態の改善に対する援助を拡大すべきであるとしている。
アメリカとイランがお互いに不信感を拭うことができなければ、中東状勢の安定は不可能であり、イランの指導部はアメリカとの対話を拒否する姿勢を変えるべきだと読売新聞は続けている。
さらに、アメリカは制裁によってイランに過度の圧力をかけることを控えるべきで、緊張に緩和に向けた動きを取るべきだとも述べている。