
アラブニュース
ロンドン: 米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、新たに発足したイエメン大統領指導者評議会のラシャド・アル・アリミ議長と電話会談を行い、新しい役職への就任を祝った。
「我々は、2ヶ月の停戦と包括的政府改革の支援も含め、イエメンにおける前向きな流れの勢いを維持していくことについて話し合った」と、ブリンケン国務長官はTwitterに投稿した。
言及されているのは、国連の仲介によって4月2日から始まった、国際的に承認されたイエメン政府とイランに支援されたフーシ派民兵組織との停戦のことだ。これは、イスラム教の聖なる月であるラマダンに合わせて行われた。
ブリンケン国務長官は「現在進行中の停戦に対して、また、人や、燃料を含む物資の移動規制を緩和してイエメンの人々を救済する機会に対しての米国の支持を再確認した」と、国務省のネッド・プライス報道官は声明で述べた。
大統領とイエメン大統領指導者評議会の他のメンバーは、火曜日、南部の港湾都市アデンで開催された貴重な集会の前で、就任宣誓を行った。
また、ブリンケン国務長官は、アデンでの集会を歓迎した。この集会には、評議会、内閣、下院、シューラ評議会の代表者らが参加した。
「国務長官は、イエメン紛争終結に向けて努力し続け、人権を保護する効果的で透明な政府の重要性を強調した」と、プライス報道官は述べ、タイズやその他の地域への道路開通の重要性も強調されたことを付け加えた。
「長官は、持続的な停戦と包括的な和平プロセスを確保するため、こうした前向きな進展の勢いを保っていく必要性を強調した」と、プライス報道官は語った。
宣誓式は、警備が強化されているイエメンの暫定首都アデンの非公開の場所で行われ、国連と米国のイエメン特使、EUと湾岸協力会議のイエメン大使、イエメン政府高官らが出席した。