
エルサレム:25日、レバノン側から発射された飛翔体がイスラエルの空き地に落ち、発射場所へ反撃を行ったとイスラエル軍が発表した。
両国国境での戦闘は珍しい。ここ2週間ほど、エルサレムのアル・アクサモスクでパレスチナ人とイスラエル警察が衝突しており、アラブ世界の怒りを買い、国際社会では懸念が高まっている。
これまで、レバノンにいるパレスチナ人の小規模グループがイスラエルに散発的な攻撃を仕掛けたことはある。
飛翔体が北部に落ちた際、サイレンは鳴らず、警報も出されなかったとイスラエル軍はツイッターで述べている。
飛翔体が人の住んでいない地域に向かっていると見られる場合、イスラエルのミサイル防衛システムは迎撃しないこともある。
攻撃に対し、イスラエル軍は「飛翔体の発射場所へ向けて」反撃したと説明しているが、詳細は不明だ。
イスラエルの北部国境では、レバノン南部に拠点を構え、最新ロケットを有するヒズボラのゲリラとの戦闘が2006年にあった。それ以降はほぼ平穏な状態が続いている。
ロイター