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イラク大統領、抗議行動者から拒否された首相を指名するなら、辞職を選択すると発言

イラクのバラハム・サリフ大統領は、憲法によって大統領に首相任命拒否権が与えられていないことから、議会に辞表を提出するつもりであった。(ファイル / AFP)
イラクのバラハム・サリフ大統領は、憲法によって大統領に首相任命拒否権が与えられていないことから、議会に辞表を提出するつもりであった。(ファイル / AFP)
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27 Dec 2019 04:12:08 GMT9
27 Dec 2019 04:12:08 GMT9

バグダッド:木曜日、イラクのバルハム・サリフ大統領は、抗議行動者が拒否する人物を首相に指名するくらいなら、自ら職を辞すると語り、イランが支援する議会連合の推薦者を首相に指名することを拒否した。

イランに支援された民兵組織の指導者ハディ・アル=アミリ氏が率いるBina連合は、バスラ県知事のアスアド・アイダーニ氏を次期首相に推薦した。

しかし、サリフ大統領は声明の中で、アイダーニ氏を指名することは、政党に所属していない独立した首相を要求する抗議行動者をなだめることにも、国を揺るがした混乱を鎮める助けにもならないと述べた。

大統領は、憲法では大統領に首相候補を拒否する権限が与えられていないため、自ら辞職をする用意があると語った。

「流血を止めて平和を維持したいという私の望みから、またアスアド・アイダーニ氏には申し訳ないが、私は彼を推薦することを拒否します。したがって私は、議会の議員が国民の代表者として、妥当であると考えることを決定できるよう、大統領の職を辞する意思を彼らに対して示します」とサリフ大統領は言った。

10月1日から発生した大規模な抗議行動でイラクは混乱に陥り、そのほとんどが若者で構成される抗議者たちは、政治システムが大いに腐敗し、そのせいで多くのイラク人が貧困に悩まされていると考え、その徹底的な改革を要求している。これまでの抗議行動で450人以上が命を落としている。

抗議行動が続いたことで、アーディル・アブドゥル・マフディー首相は先月辞職したが、暫定首相の立場で職に留まっている。

サリフ大統領事務所の情報筋は、大統領が木曜日にバグダッドを離れ、同国の半自治的なクルディスタン地域にある故郷のスレイマニヤへと向かったこと、さらに後日テレビ放送でスピーチを行うことを話した。

 ロイター

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