
エルサレム:イスラエルの国内治安機関が月曜、イランが偽のFacebookプロフィールを使って、イスラエル人に情報を集めさせ、同国の人々に危害を加えようとしていると非難した。
治安機関「シンベット」のこの主張の数日前、イスラエルは、世界の大国がテヘランとの核合意復活を目指す中、イランがトルコで同国の外交官を暗殺しようと企てたと主張していた。
シンベットによると、イスラエルと関係のあるサラ・プッピという名の若いユダヤ系カナダ人女性のプロフィールは偽物で、主にイスラエル人と友だちになるためにこのソーシャルネットワークを利用しているイラン人工作員のものであったという。
プッピは新しい友だちと接触後にWhatsAppメッセージングアプリを使用して説得し、「圧力と数千ドルの報酬を使って、イスラエルの重要人物の情報を集めながら、それらの人物に危害を加える意志を図っている」と、シンベットは述べている。
「感情的な操作やロマンスをほのめかす操作も用いられた」と、同機関は声明で付け加えた。
声明によれば、シンベットの諜報員がプッピの「友だち」を装い、彼女からビットコインによる支払いを受けたという。プッピのアカウントは、月曜に消えてしまう前の時点で2,000人以上の友だちを持っていた。
「アカウントの背後にいるイラン人工作員は、偽のビジネスの話を用いてさまざまな任務を与えていた」と、シンベットは言う。
また、このアカウントの背後にいる者たちは、ウクライナ戦争についてロシアのウラジミール・プーチン大統領を批判するように人々を促すことで、イスラエルとロシアの関係を損なおうとしたと、シンベットは述べている。
シンベットはAFPに対し、入手した情報によってこのアカウントをイランと関連付けることができたと話した。
一方、イスラエルは週末、イランが「ドイツで米軍将官、フランスでジャーナリスト、トルコでイスラエル人外交官を暗殺」しようとしたとする計画を「阻止」したと主張した。
AFP