
エルサレム:イスラエルは日曜日、不穏状態のために閉鎖されていたガザ地区との唯一の検問所を、パレスチナ人労働者に対して約2週間ぶりに再開したと、国防省が発表した。
イスラエル国防省においてパレスチナ市民問題の担当部門であるCOGATは、「治安状況の経過を判断した結果、ガザ地区からイスラエルへの入国許可を持つ労働者に対して、エレツ検問所を日曜日から再開することを決定した」と述べた。
この検問所は、就労目的でイスラエルに入国する許可を得た1万2,000人のパレスチナ人が利用している。
イスラエルは5月3日、イスラエルの建国/独立記念日に先立って、そして占領下のヨルダン川西岸におけるパレスチナ人の暴動のさなかに、ガザ戦線は静かであったが検問所を閉鎖していた。
イスラエルと、貧しい沿岸部の飛び領土の過激派支配者であるハマスは、過去15年間に何度も戦闘を繰り返しており、直近では昨年5月に戦闘があった。
イスラエル当局は、イスラム教徒が聖なる断食月ラマダンを祝う4月に、エルサレム内外における緊迫と暴力により、ガザとの紛争が再燃するのではないかと懸念していたが、そうはならなかった。
世界銀行の最近の報告書によると、人口約230万人のパレスチナ自治区であるガザの失業率は約48%であり、イスラエルでの労働はガザ地区の経済にとって不可欠な生命線となっている。
AFP