
ドバイ:イランが後ろ盾するイエメンのフーシ派集団によって発射されたミサイルが、イエメン南部にある分離派の街、アル=ダーリウで軍事パレードを攻撃。少なくとも5名が死亡し、その他にも怪我人が出た、とイエメンのセキュリティーベルト隊が日曜に述べた。
犯行声明は出されておらず、フーシ派メディアはこの爆破あるいは非難について即座にコメントを出さなかった。アル=アラビーヤは当初、この爆撃で9名の犠牲者が出たと報道した。
セキュリティーベルト隊は、イエメン南部の南部分離派前線の一部を構成している。同時に彼らはアラブ首長国連邦の支援を受け、イランが後ろ盾するイエメンのフーシ派と戦っている。
目撃者は、この爆撃がパレード中にゲスト用演台付近で発生したこと、多数の死傷を出したこと、をロイターに語った。現場では遺体の目撃が報告された。
セキュリティーベルト隊が引用し、またアル=ダーリウを管理する同隊の地元メディアオフィスが公表した現地の医療当局数値によれば、少なくとも5名が死亡し8名が負傷している。
ミサイルの爆風は、セキュリティーベルト隊関連の式典終了直後、軍の卒業パレードエリアを襲ったと声明は述べている。
イエメンは、5年近くにおよぶ紛争に苦しんでいる。2014年後半、アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領が政権から追いやられて以来のことだ。
アル=ダーリウの街は、南部分離派部隊によって支配されている。そこはハーディー政府が統治する南端にあるアデンの港とフーシが統治する首都のサナアをつなぐ、南から北へ向かう主要道路上にある。紛争の前線は、アル=ダーリウ県にまたがっている。
フーシ派は8月、ミサイルおよびドローンによるアデンのパレードへの攻撃に犯行声明を出した。国際的に認知された政権の臨時首都で、この空爆により優れた司令官を含む36名が死亡した。
ロイター