
タレク・アリ・アーマッド
ダボス: レバノン国民だけしか自国を助けられないと、サウジアラビアのムハンマド・アル・ジャドアーン財務相が25日水曜日、世界経済フォーラムで述べた。
選挙後のレバノンの見通しに関するアラブニュースの質問に答えて、アル・ジャドアーン氏は、サウジアラビアは、レバノンにとっての最善を期待しているが、他の国々はレバノンのために行動することはできないと述べた。
レバノン国民は、先週、同国の総選挙で投票を行い、ヒズボラとその勢力の議席は過半数を割り込み、大打撃を受けた。
この結果は、進行中の金融危機と急増する貧困によって荒廃した国の変化を示した。
「私たちはレバノンの人々を本当に気にかけている」とアル・ジャドアーン氏は言い、「私たちはレバノンにとっての最善を期待しているが、レバノン人として行動することはできない。行動する必要があるのはレバノン人だ」と続けた。
「レバノン国民を大事にする責任感のある政府を目にした時、我々は行動する。私たちは歴史的に(行動)してきており、助けを差し伸べない理由はない」
サウジアラビアとレバノンの関係は、ベイルートからサウジアラビアへの違法薬物やカプタゴンの密輸の企てが増加する中で緊張してきている。
ヒズボラはカプタゴンの生産とこの地域の密輸を主に支配し、それによって得た資金で組織を運営していることが知られている。
昨年、サウジアラビアは、アラブ首長国連邦、クウェート、バーレーン、その他多くのGCC諸国とともに、ヒズボラによる国と政府の支配をめぐってレバノンとの外交関係を断ち切った。
それ以来、関係は改善し、湾岸外交使節団がベイルートで再開された。