アラブニュース
ロンドン:ギリシャの首相は24日、ギリシャはトルコによる領空侵犯で「前例のない集中攻撃」を経験したが、自国の主権と権利を守る用意があると述べた。
アテネ・マケドニア共和国通信は、キリアコス・ミツォタキス首相が次のように発言したと報道した。「我々は、領空侵犯という前例のない集中攻撃を受け、ギリシャの島々の主権を弱めたと思われる、想像を絶する主張がトルコによって常に繰り返されている」
彼は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した後、ギリシャとトルコは「相互理解の枠組み」を見つけたと思っていたため、この展開は「不愉快」であると述べた。
彼は、トルコの挑発的な発言は「我々にとって何にもならない」と述べた。
そして、彼は次のように続けた。「我が国の義務は、米国であれEUであれ、とにかく我々の同盟国にこの挑発行為を指し示し、支援を求めることである。この支援は公的に無条件で与えられた」
「我々は過去にも、言論の緊張が高まった時期を見てきた。私はこの発言が、現地でのより大きな緊張に結びつかないよう、トルコに祈り、望み、そして公に励ましたいと思う」と、ミツォタキス首相は述べた。
トルコは火曜日、ギリシャにエーゲ海の島々から軍を撤退させるよう求め、もしアテネが島々を非軍事化できなかった場合、アンカラは島の状況に異議を申し立てるだろうと警告した。
トルコのメヴルト・カヴソグル外相は、北マケドニア外相との共同記者会見で、ギリシャが1923年のローザンヌ条約と1947年のパリ条約に違反して、エーゲ海の島々に軍を駐留させてきたと語った。
彼は、島々は非武装を維持することを条件にギリシャに割譲されたと述べた。
「協定があるにも関わらず、ギリシャはそれを破っている。武装している。もしギリシャがこの条約違反を止めなければ、島の主権について議論されることになるだろう」と彼は述べた。「それだけはっきりしている。協定を守れ、と」
ギリシャは、トルコが東部の島々の軍隊に関する条約を意図的に誤って解釈していると主張し、領海を拡張すれば戦争になるという長年の脅しを含むアンカラの敵対行為を受けて、自衛を行う法的根拠を持っていると述べた。
トルコの大臣の発言は、地中海東部での鉱物探査やエーゲ海での領有権主張など、様々な問題をめぐって争った歴史を持つNATOの同盟国間の緊張が新たに高まっている中で飛び出したものである。