
カイロ:国連の発表によると、スーダンで進行中の政治的こう着状態を終わらせることを目的とした協議が水曜日に始まった。しかし、昨年10月の軍事クーデターに抗議している人々に対する警察の弾圧が続いていることを理由に、スーダンの主要な民主化同盟は協議をボイコットしている。
この共同和平活動は、国連スーダン派遣団、アフリカ連合、東アフリカの8ヶ国からなる地域グループである政府間開発援助機構が仲介している。この取り組みは、将軍たちと多数の政治家や抗議グループの団体を交渉の席に着かせることを目的としている。
軍による乗っ取りは、スーダンの短命で脆弱な民主化をひっくり返し、この東アフリカの国を混乱に陥れた。
スーダンは、独裁者オマール・バシル氏のもとでの約30年にわたる抑圧と国際的孤立を経て、民主化しつつあった。2019年4月、民衆の蜂起が軍を動かし、バシル氏が追放された。
水曜日の協議は、スーダンの首都ハルツームで、軍と民間人を交えた技術会議から始まった。
これは、軍や民主化運動を含む多数のグループと、数ヶ月にわたって個別に議論してきた後のことである。
国連スーダン特使であるフォルカー・ペルテス氏は、この過程において「移行計画」について議論することになると述べた。その計画には、文民首相の任命、恒久的な憲法の起草の手配、移行期の最後に行われる選挙が含まれている。
クーデターの指導者であり与党主権者会議の議長でもあるアブドゥルファッターフ・ブルハン将軍は、今回の協議を「移行段階を完了するための歴史的な機会」として歓迎した。
ブルハン氏は火曜日遅くの国民への演説において、すべての派閥に対して協議に参加するよう促し、軍がその結果を実行に移すことを誓った。
「我々はすべての人と協力して、公正で透明な選挙によってできるだけ早く移行期間を終わらせることに全力で取り組んで達成します」とブルハン氏は述べた。
協議に先立ち、アフリカ担当のモリー・フィー米国務次官補は今週初めにスーダンを訪問し、ハルツームで軍および文民指導者と会談し、交渉プロセスを支持した。そして、「スーダンの民主化に向けた文民主導の道を達成する」ために、すべての当事者に対して協議に参加するよう促した。
しかし、政党や抗議団体の同盟である、自由と変革の宣言のための勢力は、この会談をボイコットしている。
その同盟は、その協議が「文民民主主義当局」につながるべきだと述べ、バシル政権と同盟を結んでいた親軍グループやイスラム主義者の参加を批判している。また、クーデター関連の抑留者の釈放と、抗議者に対する暴力の停止を求めている。
その協議は、ハルツームで反クーデターデモに対する暴力的な弾圧が続いている中で行われた。
火曜日には5歳の少女が、デモ隊を追跡中の警察車両に轢かれて死亡した。
死傷者を追跡している医療団体によると、これで10月以降のデモ参加者の死者数は少なくとも101人になった。このクーデターはほぼ毎日のように街頭でのデモ活動を引き起こし、当局は死者を出すほどの弾圧で対抗している。
AP