
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトで開催されたアラブ連盟の会議では、テロの脅威に対する新たな取り組みが最優先事項として議論された。
テロ対策の専門家グループは13日、テロ組織や個人による攻撃を防ぐための取り組みをさらに進めることを検討するため、3日間の臨時会議を開始した。
アラブ連盟事務局カイロ本部で開催されたこの会合は、グループリーダーのアフマド・アルザハラニ氏が議長を務め、加盟国の司法、内務、防衛、外務省の専門家とアラブ内相評議会事務局が参加した。
アラブ司法大臣評議会技術事務局を担当する、アラブ連盟法務部長のヤセル・アブデル・モネイム全権公使は「会議では、テロ対策の分野における新たな課題に沿って、チームの活動の発展を活性化させる方法について議論します」と語った。
同全権公使は会議に際し、今回の専門家会議は、3月にアラブ連盟諸国の外相が採択した一連の勧告を提示した、2月の前回の会議を補足するものであると付け加えた。
同全権公使は、クウェート、ヨルダン、レバノン、エジプトなどの国々から、テロ対策に関する多くの提案が出されたと指摘。当専門家グループは、アラブ世界におけるテロ対策と予防の問題に対処するために設置された常設団体である。