
エルサレム:イスラエル外務省は19日、ヤエール・ラピード外相が今週トルコを訪問する予定だと発表した。両国の関係はここ数か月間良好だが、イスラエル側は最近、NATO加盟国のトルコで自国民がイランの工作員に襲われる可能性を懸念している。
発表によると、外相は23日の訪問を予定しており、トルコのメブリュット・チャブシュオール外相と面会する。チャブシュオール氏は先月、経済協力拡大を促すためにイスラエルを訪問した。
イスラエルはイランによる暗殺や誘拐の可能性があるとして、トルコへの渡航を見合わせるよう国民に呼びかけている。5月22日にイラン革命防衛隊の将校がテヘランで殺害される事件があり、イランはイスラエルの仕業だとして報復を誓っている。
イランはイスラエルの渡航自粛勧告(今のところ対象はイスタンブールのみ)について特段の反応を見せていない。トルコ外相は6月13日に声明を発した際、特定の国名は挙げずに勧告について言及し、「(トルコは)テロとの戦いのための協力体制」が整った安全な国だと述べた。
ロイター