
スライマニヤ:イラク北部の都市スライマニヤにあるアラブ首長国連邦のエネルギー会社ダナ・ガスのホール・モル(Khor Mor)ガス田で24日、同社従業員施設を狙ったとみられるカチューシャ・ロケット1発が同ガス田区域内に着弾した。2人の治安情報筋が明かした。
この日のダナ・ガス施設への攻撃は、今週2度目となった。
スライマニヤのテロ対策局は、カチューシャ・ロケットは22日にも、ホール・モル・ガス田内に着弾したが、被害はなかったと述べた。
現地のテレビ放送局は24日、サイレンが鳴り響く中、ガス田近くで煙が立ち上る様子を放送した。ロイター通信は、その放送内容について即座に検証することはできなかった。
今回の攻撃による犠牲者の可能性についての確認はされていない。
2度のいずれかの攻撃に関する犯行声明は出されていないが、一部のイラク高官がイランの支援を受けているとする武装集団が、過去の同様の攻撃で犯行声明を出したことがある。
ダナ・ガスは23日、イラク最大級のガス田であるこのホール・モルでは、通常の操業が続けられていると述べていた。
ロイター