
ラマッラー:占領下のヨルダン川西岸地区で、10代のパレスチナ人がイスラエル兵士の銃撃を受けて負傷し、数時間後に死亡した。パレスチナ情報筋が25日に伝えた。
16歳のモハメド・ハマドさんは24日夜、ヨルダン川西岸地区北部のラマッラーに近いシルワド村付近で銃撃を受けて負傷し、数時間後に死亡したとシルワド村議員がAFP通信に語った。イスラエル軍はこれまでのところコメントを発表していない。
ハマドさんは、近隣の入植地オフラに通じる道路付近にいたところ、イスラエル兵士に撃たれたという。
今回の事件は、イスラエル人とパレスチナ人の間で暴力事件が急増する中で起きた。
3月下旬以降、パレスチナ人とイスラエル系アラブ人による攻撃で19人が死亡したが、そのほとんどがイスラエル民間人で、18名はイスラエル国内、1名はユダヤ人入植地でのことだった。
イスラエル治安部隊は報復として、イスラエル国内とヨルダン川西岸地区で襲撃をかけ、これによりイスラエル系アラブ人の襲撃者3名と、少なくとも46名のパレスチナ人が殺害された。
殺害された中には過激派と疑われる者もいたが、ジェニンで襲撃を取材していたアルジャジーラの記者など、非戦闘員も含まれている。
AFP