
ドバイ:イラン最大の鉄鋼会社の1つは、27日、サイバー攻撃を受け、生産停止に追い込まれたと発表し、同国の戦略的産業部門に対するこのような攻撃としては、最近の記憶の中では明らかに最大級のものとなった。
国営のフゼスタン・スチール・カンパニーは、「サイバー攻撃」を受け、「技術的な問題により」会社は操業を継続できなくなったと専門家が判断し、「追って通知があるまで会社は閉鎖される」と声明で発表した。同社のウェブサイトは稼働していないようだ。
地元ニュースチャンネル、ジャマランは、当時工場は偶然停電で稼働していなかったため、攻撃は製鋼所に構造的な損害を与えることができなかったと報じた。
同社は、この攻撃をいかなる特定の組織のせいにもしていない。この攻撃は、ここ数週間の間に同国のサービスを標的とした攻撃の、また新たな例となった。イランはこれまで、同国のインフラを標的にし、麻痺させたサイバー攻撃を、米国とイスラエルのせいにしてきた。
イラン南西部のアフワーズに拠点を置くフゼスタン・スチール・カンパニーは、他の主要国有企業2社と共に、イランにおける鉄鋼生産を独占している。1979年のイスラム革命前に設立された同社は、その後数十年にわたり、ドイツ、イタリア、日本の企業が提供したいくつかの製造ラインを有していた。
AP