
アラブニュース
ロンドン:バイデン大統領は予定されているイスラエルへの訪問の際には握手を自粛すると、米国政府はヤイール・ラピード首相の官邸に伝えた。
エルサレム・ポストの報道によると、今回の決定の理由のひとつには、米国およびイスラエルにおける新型コロナ感染者の急増があるという。
イスラエルの閣僚は7月11日(月曜日)、「スケジュールの逼迫、新型コロナ、暑い気候により、バイデン大統領は招待客(空港での歓迎セレモニーの参加者)との握手を控え、また個人的な写真撮影の機会も設けない」との連絡を受けた。
バイデン大統領は7月13日(水曜日)、ベン・グリオン国際空港に到着する。その後、イツハク・ヘルツォグ大統領やラピード首相、およびその他政府高官と面会する予定である。
最近のニューヨークタイムズの報道によれば、バイデン大統領の側近は、大統領が新型コロナにかかることがないようあらゆる必要な方策を取っているという。
すべての側近は毎週検査を受けるとともに、検査を受ける当日には色の付いたリストバンドを身に着ける必要があり、またバイデン大統領と対面で面会する際には、面会当日の朝に検査を受け、N95マスクを着用すしなければならないと、同報道は伝えている。
イスラエルへの訪問に加えて、バイデン大統領は占領下のヨルダン川西岸地区およびサウジアラビアも訪れる予定である。
7月11日(月曜日)、イスラエルは新たに12648人の新型コロナウイルスへの感染を確認している。他方、米国は58000人近くの新規感染者を記録した。