
エルサレム:占領下のヨルダン川西岸地区ナブルス市で、夜間にイスラエル軍による襲撃があり、パレスチナ人2人が殺害されたと、パレスチナ保健省が24日朝に発表した
パレスチナ保健省によると、ムハマド・アジーズさん(25歳)が胸を撃たれ、アブドル・ラーマン・ジャマル・スレイマン・ソブさん(28歳)が頭を撃たれてそれぞれ死亡した。
他にも6人が負傷し、うち2人が重体だという。
イスラエル軍は、占領下のヨルダン川西岸地区ナブルスで軍事作戦を実行していると発表したが、犠牲者に関するパレスチナ側の報告にはまだコメントしていない。
軍の声明によると、武装容疑者と部隊との間で銃撃戦があったという。
3月末以降、ほとんどはヨルダン川西岸地区で少なくとも52人のパレスチナ人が死亡しており、死者には過激派とみられる容疑者のほか、イスラエル軍のジェニン襲撃を取材していたパレスチナと米国の二重国籍を持つアルジャジーラ記者シリーン・アブアクラさんなど、非戦闘員も含まれる。
イスラエル治安部隊はここ数ヵ月、イスラエルでの相次ぐ攻撃を受け、ほぼ毎日のようにヨルダン川西岸地区を襲撃している。
同時期にイスラエルでは19人が死亡しており、うち大半はイスラエル民間人で、主にパレスチナ人の攻撃による。
イスラエル系アラブ人戦闘員も3人殺害されている。
AFP