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モロッコ、北部で発生した森林火災を食い止める取り組み強化へ

地元当局は、モロッコの消防隊が同国北部を襲っている猛烈な風による森林火災を抑える取り組みを強化したと発表している。
地元当局は、モロッコの消防隊が同国北部を襲っている猛烈な風による森林火災を抑える取り組みを強化したと発表している。
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28 Jul 2022 07:07:31 GMT9
28 Jul 2022 07:07:31 GMT9
  • 村々を脅かす火災を阻止しようとする軍隊の支援チーム

ラバト:モロッコの消防隊は、同国北部で猛烈な風にあおられた森林火災を食い止めるため、取り組みを強化したと地元当局が発表した。

タンジェの南に位置する最も被害の大きかったララシュ地区では、軍が支援する介入チームが今もなお活動し、村を脅かしている火災の阻止を試みている、と地元関係者がAFPに語った。

カナディア社製の消防飛行艇3機が1日に25回出動した。また、同関係者によると予防措置として15箇所の村から900世帯以上が避難したという。

タンジェの東に位置するファース・アンジュラ県では、救助隊が1件の森林火災を食い止め、被災地の清掃を始めていると地元当局が発表した。

また、同じく北部のタウナート地区の森林では、50ヘクタール近くの樹木が焼け落ちた後、完全に鎮火する途中であった。

また、暫定集計によると近隣のテトゥアン地区でも約160ヘクタールの森林が被害に遭った。

7月中旬以降、モロッコ北部で発生した火災で少なくとも4人が死亡している。

同国の森林を管轄するモハメド・サディキ農相によると、今回の火災の被害総面積は10,300ヘクタールに及ぶという。

比較すると、2021年1月から9月までの火災は285件で、2,782ヘクタールの森林が焼失している。

モロッコでは数週間前から異常に厳しい干ばつと水不足が続き、灼熱の猛暑に襲われている。

AFP

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