
アラブニュース
アカバ:国営ペトラ通信によると、国際運輸労連(ITF)のアラブ事務所は、アカバ港の塩素ガス漏出事故の13人の犠牲者の家族にそれぞれ5000ドルの見舞金を送った。
今年6月、液化塩素ガスのタンクをクレーンで積み込んでいる最中にケーブルが切れてガスに引火した結果、13人が死亡した。それ以外に少なくとも300人が負傷。
ITFのアラブ地域部長であるビラル・マルカウィ氏は、事故の犠牲となった港湾労働者との連帯を示すため、また、世界各地の労働者から遺族に支援のメッセージを送るため、見舞金を送ったと述べた。
マルカウィ部長は、事故の調査において「正当な判断」が下されることを願うと述べ、運輸部門で働く人々を擁護するようヨルダン国民に呼びかけた。部長によると、運輸部門での労働は「最も危険性が高いものの1つ」だという。
遺族は支援に謝意を表明し、「公正な結果がもたらされるのを待っている」と語った。
塩素ガスは事故から数日後にはアカバ港の大気からも水からも取り除かれた、とムアーウィア・ラダーイデ環境大臣は述べている。