
パリ:フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、パリとアルジェの緊張関係改善に向け来週アルジェリアを訪問する。フランス大統領府が土曜日の声明でこう伝えた。
「この訪問は、未来を見据えた二国間関係の深化に貢献するだろう… 地域の課題に直面する中で、フランスとアルジェリアの協力関係を強化し、過去に向き合う取り組みを継続するために」大統領府は、マクロン大統領とアルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領の電話会談の後にこう伝えた。
マクロン大統領は、来週木曜日から土曜日までアルジェリアに滞在する。
マクロン大統領が、フランスによる侵略前にアルジェリアが国家として存在していたのか疑問視し、その「政治・軍事システム」が歴史を書き換え、「フランスに対する憎しみ」を助長していると非難したと伝えられた後、フランスとアルジェリアとの関係は、昨年末に最低レベルに落ち込んだ。
これに対しアルジェリアは大使を引き上げたが、その後、両国は関係を修復したようだ。
この北アフリカの国は、1962 年 3 月のエビアン協定調印で終結した非常に厳しい 8 年間の戦争の後、フランスから独立を勝ち取った。
同年7 月 5 日、国民投票で 99.72 パーセントが独立に賛成票を投じた数日後、アルジェリアはついに植民地支配から解放された。しかし、132年におよぶ占領の歴史はフランスとの関係に付きまとい続けている。
AFP