

アラブニュース
ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)は、洪水に見舞われたスーダンに対する計30トンの緊急救援物資の第2回分を送った。エミレーツ通信(WAM)が31日に報じた。
シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子殿下の指示と、アル・ダフラ地域の統治者代表であり、エミレーツ・レッド・クレセント(ERC)の会長でもあるシェイク・ハムダン・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン氏の監督のもと、救援物資が洪水の被害を受けた家族の支援のために送られた。
スーダンの市民防衛国家評議会によると、8月初旬にスーダンを襲った洪水により、少なくとも99人が死亡し、93人が負傷した。
この結果、計23,724棟の家屋が全壊し、数百人が避難生活を余儀なくされた。
WAMは、ERCの現地チームが、豪雨と洪水の被害を受けた人々を避難させるためのキャンプも設置したと報じた。
「賢明な指導者の指示に従い、エミレーツ・レッド・クレセントの現地チームは、被災したスーダンの人々を保護するための最初のキャンプを設置し始めた。そして、彼らの苦しみを和らげ、正常な状況を取り戻すために、様々な救援物資や食料を提供している」。ERCスーダン代表団のムハンマド・ハミス・アル・カービ代表はこのように述べた。
また、ERCチームは緊急避難や避難所での対応、被災者の心理的なサポートなどを実施した。
WAMによると、関係各村に570以上のテントが設置され、人々の一時的な避難場所になっている。
ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン財団は、15トンの主要食料と医薬品を含む計30トンの援助を、ナイル川、ゲジラ、白ナイル、西コルドファン、南ダルフール、カッサラの各州に送った。
財団は声明で、この支援プログラムでは、洪水の甚大な影響への対処に奮闘している人々に対し、必要な物資を提供すると述べた。
この物資には救急箱や米、小麦粉、砂糖、粉ミルク、お茶、レンズ豆などの食料も含まれているという。
WAMによると、今回の財団による支援プログラムは、UAE、スーダン両国間の長年にわたる関係の強化に向けたUAE指導者の指示の一環として実施された。
スーダンの保健相を務めるハイサム・ムハンマド・イブラヒム博士は、「UAEから送られる救援物資により、洪水の被害を受けた人々を保護し、スーダン各州の慢性疾患に対応する抗生物質などの医薬品を提供することになる。これはスーダン国民のニーズを満たすものだ」と語った。
同博士は、この援助はUAEの指導者、政府、国民の寛大な心を反映したものであると述べた。
WAMによると、イブラヒム氏とスーダンの次期社会開発担当相のアフマド・アダム・バヒート氏は、ハルツームのUAE大使館のメンバーとともに、救援物資輸送に同行したUAE代表団を到着時に歓迎した。
スーダンのバヒート次期社会開発相は次のように述べた。「私は、食糧と医療援助を提供するハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン財団の高貴な行為に深く感謝している」