
エルサレム:イスラエルは、駐モロッコ大使に対する内部調査が行われる中、同大使を召還した。外交関係者が木曜日に明らかにした。性的不正行為疑惑に関係しているとメディアは報じている。
イスラエル公共放送局カンは月曜日、デビッド・ゴヴリン大使に対する性的虐待疑惑を受けて外務省代表団がラバトに派遣されたと報じた。
イスラエルの外交関係者が認めたところによると、疑惑についての調査が進行する中で同大使は召還された。調査内容の詳細については明らかにしなかった。
イスラエルメディアによると、同大使には、モロッコ人女性らの搾取、ハラスメント、公然わいせつの疑惑がかけられている。
他にも、横領の疑いや、イスラエルの独立記念日を祝福したモロッコ国王からの贈答品が紛失したとみられる件についても申し立てられている。
AFPは調査についてイスラエル外務省に問い合わせたが、コメントは得られなかった。
現在59歳のゴヴリン大使は、駐カイロ・イスラエル大使を務めたあと、昨年に駐ラバト大使に任命された。
モロッコはUAEとバーレーンに続いて2020年にイスラエルとの国交を正常化した。
米国は自国が仲介した合意において、係争中の西サハラの主権はモロッコにあると認めている。
国交正常化により、二国間の外交訪問が盛んに行われている。
AFP