アラブニュース
ドバイ:ヨルダンのアブドッラー国王は11日、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官をアル・フセイニヤ宮殿に迎え入れた。
会談中、アブドッラー国王は、世界の食糧安全保障に関する世界的な問題や、難民受け入れ国に対する国際社会の義務に言及した。
グランディ氏は、ヨルダンがシリア難民を厚遇していることにUNHCRは感謝していると述べた。
同氏は、難民受け入れ国が深刻化する経済問題に直面する中、UNHCRはヨルダンの取り組みを支援し続け、支援を申し出るよう国際社会に促すだろうと述べた。
ヨルダンのビシェル・ハサーウネ首相も11日に別の会合でグランディ氏と会談した。
ハサーウネ氏は、難民危機が教育や医療、水、労働市場などの分野にもたらした経済的困難や経済的圧力に言及した。
一方、アイマン・サファディ副首相兼外務・移民大臣は「この地域の難民に対する国際援助が著しく減少している」と警告した。
グランディ氏との会談中、サファディ氏はヨルダンとUNHCRの強固なパートナーシップを称賛した。
サファディ氏は「統計によると、ヨルダンにいる約130万人のシリア人が難民支援サービスを受けており、その1割は難民キャンプにいる」と述べた。