
イスタンブール:レバノンからイタリアに向かう移民を乗せたボートがトルコ南西部沖で沈没し、子供を含む6人が溺死した。トルコ沿岸警備隊が13日、発表した。
トルコ沿岸警備隊は声明で「4隻の救命ボートに乗っていた、合わせて73人の移民が13日に救助された。行方不明者5人の捜索救助活動は、ボート2隻とヘリコプター1機を使って継続中だ」と発表した。
女性1人、子供3人、乳児2人が死亡した、と声明文には書かれていた。
トルコ沿岸警備隊は移民の国籍を明らかにしなかった。
移民は当初、10日にレバノンを出発してイタリアを目指したが、ギリシャのロードス島沖で燃料を補給する必要があった、とトルコ沿岸警備隊は話した。救助された移民が明らかにした。
トルコ沿岸警備隊によると、移民の救助要請に応じたギリシャ沿岸警備隊は、移民を救命ボート4隻に乗せ、トルコの領海の近くで置き去りにしたという。
ギリシャ沿岸警備隊は声明で、そのような事件はなかったと発表した。
「ギリシャ沿岸警備隊は、あったとされる押し戻し事件への関与疑惑に言及したトルコ沿岸警備隊の発表を全面的に否定する」とギリシャ沿岸警備隊は発表した。
トルコ沿岸警備隊のウェブサイトのデータによると、3万人以上の不法移民が今年これまでに逮捕されている。昨年の同期間の数の2倍以上だ。
ロイター