• イラン全土に拡大するデモで35人が死亡した
• 女性たちはベールを振ったり燃やしたりして、抗議行動で人目を引く役割を果たした

ドバイ／テヘラン：タスニム通信が9月24日土曜日に報じたところによると、イランの警察は、若い女性が拘束中に死亡した後の1週間以上の抗議行動で、たった1つの州で700人以上を逮捕したという。

イランのメディア支局によると、ギラン州の警察署長であるアジゾラ・マレキ将軍は、「60人の女性を含む739人の暴徒を逮捕した」と発表したという。

イランのイブラヒム・ライシ大統領は土曜日に、イラン・イスラム共和国の道徳警察によって拘束された女性が獄中で死亡した後、同国を席巻した抗議行動に断固として対処する必要があると述べた。

イラン国営テレビによると、1週間にわたるデモで35人が死亡し、抗議デモは同国31州の大部分に広がっているという。

金曜日、イランの数箇所の都市で反政府デモに対抗するための国家主催の集会が行われ、軍は騒乱の背後にいる「敵」に立ち向かうと約束した。

国営メディアは土曜日、ライシ氏の発言を引用し、イランは「国家の安全と平穏に反対する者たちに断固として対処する」必要があると述べた

ライシ氏は、北東部の都市マシュハドでの騒乱鎮圧に参加中に殺害されたバシージ義勇軍の隊員の家族と電話で話した。

国営メディアは、大統領が「デモと公序良俗の乱れを区別する必要性を強調し、今回の出来事を…暴動と呼んだ」と報じている。

イラン北西部では1週間前、女性の服装に関するヒジャブ規則を強制する道徳警察によって拘束され、昏睡状態に陥って死亡した22歳のクルド人女性、マフサ・アミニ氏の葬儀で抗議デモが発生した。

マフサ・アミニ氏の死は、イランにおける個人の自由の制限、女性に対する厳しい服装規定、制裁に揺れる経済などの問題に対する怒りを再燃させた。

女性は抗議行動で人目を引く役割を果たし、ベールを振ったり燃やしたりしている。最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師を倒せと叫ぶ猛烈な群衆の中で、公然と髪を切った女性もいる。

今回のデモは、2019年の燃料価格をめぐるデモ以来、同国を席巻した最大規模のもので、ロイターは、デモ参加者の弾圧で1,500人が死亡したと報じた。イラン・イスラム共和国の歴史上、最も血生臭い対立となった。

イランの通信社は9月24日土曜日に、カスピ海に面した北部のギラン州で739人のデモ参加者が逮捕されたと報じた。

12万5千人のフォロワーを持つ活動家のツイッターアカウント@1500tasvirは、北西部の町オシュナビエとの通信手段が断たれ、固定電話も不通になっていると述べた。

ロイター/AFP