






アブダビ皇太子兼UAE軍の副最高司令官であるシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤン殿下は、UAEを公式訪問している日本の安倍首相と会談した。
会談において、両者は、UAEと日本の二国間関係、およびそれを支援し強化する方法について議論を交わした。
アブダビのカスル・アル・ワタンで開催された会談の冒頭、シェイク・モハメド・ビン・ザーイ殿下は安倍首相を歓迎し、新年に当たって日本の人々に敬意を表した。
また彼は、2020年アブダビ・サステナビリティ・ウィークへの招待に応じた安倍首相に感謝した。これは地元、地域、そして国際的な持続可能な開発を達成するための両国の協力を反映するものである。
シェイク・モハメド殿下は、UAEと日本との関係は根深いものであり、過去数十年間にわたり、貿易、エネルギー、投資、技術、宇宙、教育といった分野で進展が見られていることを強調した。
彼はまた、日本が1971年にUAEとの外交関係を樹立した最初の国の1つであり、1990年に故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤン初代大統領が日本を訪問したことが両国関係の転換点であると指摘した。
シェイク・モハメド殿下は、安倍首相に挨拶し次のように述べた。「2018年のUAEへの首相の訪問は、特に包括的な戦略的パートナーシップ構想を通じて両国の協力関係を発展させることで合意するなど、私たちの関係を大きく後押ししました。UAEは、シェイク・ハリファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤン大統領のリーダーシップの下、この戦略的パートナーシップを強化し活性化することを強く望んでいます。」
シェイク・モハメド殿下は、UAEと日本の関係を重要なものとしているのは、両国がいずれも主要な地域的および国際的な開発モデルを代表する国であるとともに、寛容性、共存、対話を求め、過激主義、テロリズム、憎悪および人種差別をその出所に関係なく拒否するという文明的価値体系を共有していることであると説明した。
シェイク・モハメド殿下は、アラビア湾と中東地域は、世界の平和と安全にとっても戦略的に重要であるこの地域の安全と安定を維持するため、賢明に対処することが求められる繊細で複雑な状況を経験していると発言した。
彼は、地域の一部の大国によるアラブ諸国の内政への干渉は、この地域における緊張、紛争、不安定性を招く最も重要で危険な要因の1つであると付け加えた。
殿下は、地域の安定と平和を支援し、アラビア湾から日本や世界への石油の流れを確保し、国際的な海運会社の安全を維持するというUAEの確固たる姿勢を強調した。
彼はまた、UAEによる「航行の安全と保護および航路の安全の確保のための有志連合」への参加は、国際的または地域的な努力への貢献、ならびに国際的な航行と世界のエネルギー供給に対する脅威の抑止に対する強い意欲の表れであることを確認した。
彼は、アラビア湾と中東に対する日本の賢明でバランスの取れた政策に感謝の意を表した。
船舶の安全確保と石油供給の保護を目的として海上自衛隊を中東に派遣するという日本の立場を歓迎する一方で、殿下は、この立場はUAEの立場と一致するものであり、同地域の航行の安全と自由に貢献するあらゆる措置を支援すると確認した。
彼は、それはこの地域における安全と安定の柱を確立することを支援するというUAEの政策とも一致するものであると語った。
WAM