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イエメン政府は自制を促され、フーシ派は停戦への合意を迫られている

フーシ派は、支給するために自分たちに直接送金するよう要求した。(AFP/資料写真)
フーシ派は、支給するために自分たちに直接送金するよう要求した。(AFP/資料写真)
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13 Oct 2022 04:10:26 GMT9
13 Oct 2022 04:10:26 GMT9

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:外交官や調停者はイエメン政府に対し、国連が仲介した親イラン武装組織フーシ派との停戦を延長しようと努力している間は自制するよう求めている。

サウジアラビアの外相であるファイサル・ビン・ファルハーン王子はアルアラビーヤ・テレビに対し、停戦を延長するための努力は継続されていると述べた。サウジアラビアと 「イエメンにおける正統性回復のための連合軍」とイエメン政府は、成果を挙げることを「切望」している、と同氏は付け加えた。

イエメン政府関係者はアラブニュースに「外交官と当局者は大統領指導評議会のラシャド・アル・アリーミ議長に、軍事作戦の実行など、努力を台無しにする可能性のある行動を避けるよう忠告した」と話した。

匿名を希望したもう一人のイエメン政府関係者は「冷静さを保つことと、調停者にフーシ派を説得する機会を与えることに全力を傾けている」と述べた。

そのイエメン政府関係者は「オマーンが主導した取り組みによって戦闘は鎮静化したが、新たな停戦を実行するにはさらなる努力が必要だ」と付け加えた。

イエメンの停戦は4月2日に発効した。停戦によって戦闘行為は大幅に減少し、数千人の乗客がフーシ派が支配するサヌア空港から渡航できるようになり、52隻以上の燃料運搬船がホデイダに停泊できるようになった。

しかしフーシ派が、タイズ市外に出るために使われる主要道路の開放を拒否し、政府によるフーシ派支配地域の公務員への給与支払いをめぐる論争もあったため、停戦は今月初めに破綻した。

ニュースサイト「アデン・アル・ガド」の編集者であるファテヒ・ビン・ラゼルク氏は、国から支払われる給与の支払いに関する協議は行き詰まっていると述べた。

フーシ派は、支給するために自分たちに直接送金するよう要求した。イエメン政府はその代わりに郵便局や両替所を通じて給与を支払うことを提案した。

イエメン政府はまた、2014年のクーデター前に雇用されていた人たちだけに支払うことを提案したが、フーシ派はクーデター後に加わった人たちも含めるよう要求した。

ハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使はUAEを訪れ、停戦を延長するための取り組みについて協議した。

米国務省は、ティム・レンダーキング米イエメン担当特使が中東地域に戻る予定だと発表し、フーシ派に停戦を延長するよう求めた。

「停戦が、イエメンの人々がここ数年で得た、和平を実現するための絶好の機会であることに変わりはない。米国や国際社会は、延長された停戦を支援する用意ができている」と同省は発表した。

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