アラブニュース 

• 「血の金曜日」の殺戮からのこだま

ジェッダ：10月21日金曜日、イラン南西部の都市で新たに抗議デモが発生した。この都市では3週間前、暴力的な取り締まりによって100名近いデモ参加者が死亡している。

数百人のイラン人がスィースタン・バルチェスタン州の州都ザーヘダーンの通りに出て、「独裁者ハメネイに死を」「結束しよう、結束」と繰り返した。

これらのスローガンは、マフサ・アミニさんの死に抗議して全土で起きたデモで唱えられたものだ。

アミニさんはクルド系イラン人女性で、イランが女性に課している厳格な服装規定に違反したとしてテヘランで道徳警察に逮捕され、拘留中の9月16日に22歳で亡くなった。

2週間後、「血の金曜日」と呼ばれる出来事が起き、抗議デモに参加していた少なくとも93人が治安部隊によって殺害された。

デモは、ザーヘダーンの警察署長が10代の少女をレイプしたことへの抗議のために開かれた。

イラン当局は21日金曜日、ザーヘダーンの新たなデモで参加者が投石や、銀行襲撃を行ったとして、少なくとも57人の「暴徒」を逮捕したと発表した。

人権団体HRANAの活動家によると、32人の子供を含む244人のデモ参加者が、騒動が始まって1か月強の間に殺害された。

また、114の都市や町、約81の大学で抗議活動が起き、1万2,500人以上が逮捕された。

イランの教職員たちは、学童たちを標的とした、抗議デモの過激な取り締まりに抗議して、10月23日日曜日から2日間のストライキを呼びかけている。

「私たちは、軍や治安部隊、私服警官が学校や教育の拠点を冒とくしたことをよく知っています」と教職員組合調整員会は述べた。

「この組織的な抑圧で、彼らは無慈悲にも多くの児童と生徒たちの命を奪ったのです」

「支配者たちは知るべきです…イランの教職員は、これらの残虐行為と圧政を許さないこと、そして私たちは人々のためにあると主張することを。

あなた方が人々に向けて放つ銃弾とペレット弾は、私たちの命と魂を的にしている」

教職員組合は次のように明言した。

「人々の抗議する権利が認められ、すべての生徒が無条件で釈放されて学校に戻り、体制が殺戮を止め、人々の正当な要求に銃弾で応えるのを止めるまで、私たちの抗議は続く」

イランでの暴力的なデモ弾圧に対して国際的非難が高まる中、一人の聖職者がテヘランの政権により厳しい態度を取るよう要求した。

「司法は暴徒たちに、他の人々が二度と暴動に加わろうと思わないように厳しく対処するべきだ。

彼らは敵の水車に水を注ぐような振る舞いをしているのだから」と強硬派の指導者、アフマド・ハータミー師は21日金曜日、テヘランで行った説教で主張した。

「彼らは子供たちをだまし、1週間街頭にとどまれば政権は崩壊するなどと吹き込んでいる。

夢でも見ているのだろう！」