アラブニュース
ジェッダ:10月24日月曜日、ウクライナの大統領がイランはロシアと軍事同盟を結んでおり、ロシア政府はさらに2,000機の「自爆」ドローンをイランに発注したと述べた。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はイスラエルの指導者がウクライナ支援を拒否していることで、ロシアとイランの協力関係が強まっていると主張した。「この二国同盟は、もしあなた方の国の政治家が、ロシアがウクライナへの攻撃を開始した2014年に…たった一つの決断をしていたなら、実現しなかったでしょう」とゼレンスキー氏は語った。
「毎晩、私たちの空には不愉快な音を立ててイラン製ドローンが飛んでいます。我が国の諜報機関によれば、ロシアはイランに約2,000機の『Shahed』ドローンを発注したということです…そして、イランから人員が派遣され、ロシア人にドローンの操作方法を指導しているのです」
ゼレンスキー氏の発言と時を同じくして、西側諸国はロシアが核物質を含んだ爆弾の脅威を持ち出すのは、ウクライナでの戦争をエスカレートさせることが目的だと非難した。
議論の発端は、23日日曜日にロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が西側諸国の国防担当大臣と電話で会談した際、ウクライナがいわゆる「汚い爆弾」を使用する可能性があると発言したことである。フランス、イギリス、アメリカの外相はそのような疑惑は事実に反するものだとして、ロシアに対抗してウクライナを支援するという立場を再確認した。
「我々は、ロシアが行っている、ウクライナが汚い爆弾を自国領土内で使用しようとしているという主張は見え透いた虚偽であるとしてこれを拒絶することを明確にした」と3か国の外相は表明した。「世界は、ロシアが虚偽の主張を口実に戦争をエスカレートさせようとしていることを見抜くだろう」
ロシア国防省は、ウクライナが「汚い爆弾」を使用する目的は、放射能による汚染を発生させて、それをもとにロシアが低級な核兵器を爆発させたとして非難することだと述べた。
「このような挑発の目的は、ロシアが大量破壊兵器をウクライナの戦域で用いていると非難し、それによって世界で反ロシアキャンペーンを実施することであろう」とロシア防衛省は発表した。
ゼレンスキー大統領は、ロシアによるこのような非難は、ロシア自身がその種の攻撃を計画しており、その責めをウクライナに負わせるつもりだということだと述べた。「もしロシアが電話してきて、ウクライナがこれこれの計画をしていると主張するなら、その意味するところは一つです。ロシアがそのような計画の準備を終えたということなのです」
「今日ロシアの国防相が電話会談を設定し、各国の外相にいわゆる『汚い』核爆弾の話を披露してみたところで、皆よく分かっています…この戦争で、想像しうる限りの汚いやり方をしているのは誰かということを」