
アラブニュース
パリ:10月26日水曜日、女性たちが主導する一連の抗議活動への流血をともなう弾圧の一環として、高度の警備体制が取られる中、マフサ・アミニさんの死後40日目にあたりその死を悼む人々がアミニさんの墓に集まった。
「女性、生命、自由のために」そして「独裁者に死を」、アミニさんの故郷である西部クルディスタン州のサッゲズにあるアイチ墓地で数十人の男女がこう繰り返す様子を収めた動画がオンラインで共有されている。
22歳のクルド系イラン人であったアミニさんは、弟とともにテヘランを訪問中、悪名高い道徳警察に逮捕され、3日後の9月16日に亡くなった。
先月行われたアミニさんの葬儀では人々の怒りが高まり、過去約3年で最大規模の抗議デモの波となって瞬く間に広まった。
若い女性と女子生徒たちが先頭に立ち、頭部を覆うスカーフを外し、燃やし、通りで治安部隊と対峙した。
治安当局がアミニさんの家族に40日目の儀式を行わないよう警告し、さもないと「息子の命を心配しなければならなくなる」と脅していたにもかかわらず、26日水曜日午前、人々はアミニさんの墓へ向かった。人権活動家が明らかにした。
26日はアミニさんの死後40日目であり、イランでは伝統的にこの日が服喪期間の終わりとされている。
人権団体Hengawが公開した画像では、夜通しで治安部隊がそこかしこに展開し、市への入り口を封鎖したとされる様子が分かる。
にもかかわらず、数十人が車やバイクで、あるいは徒歩で道路や野原を通って市へ入る様子が人権団体Hengawによってインターネット上に投稿された映像で確認できる。
活動家がツイッターに投稿したまた別の動画では、「クルディスタン、クルディスタン、ファシストの墓場」と人々の一団が叫んでいる。AFPはすぐにこの動画の真偽を検証することはできなかった。
Hengawがツイッター上で明かしているところでは、クルディスタン州の「サナンダジュ、サッゲズ、ディヴァンダレー、マリヴァン、カミヤランの各都市で大規模なストライキが発生している」
Hengawはクルディスタン州で起きている人権侵害を監視しており、イランのサッカー界のスター、アリ・ダエイとハメド・ラクの両氏が「死後40日目の儀式に参加するために」サッゲズに赴き、クルド・ホテルに滞在中だと伝えた。
だが、Hengawによると二人は「政府の宿泊施設に連れ去られ…治安部隊の監視下に置かれた」
ダエイ氏は以前にも、アミニさんの死に抗議する運動をネット上で支持したことで、当局との間でトラブルとなった。
オスロを拠点とする団体、イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)が公開した未検証の動画では、サッゲズのクルド・ホテルの前に人々が集まり、「夜間デモを行っている」様子が映し出されている。
だがハム・ミハン紙はその後、クルディスタン州のエスマイル・ザレイ・コオシャ知事の発言として、ダエイ氏と他の著名人はテヘランにおり、「サッゲズではすべてが平穏」だと伝えた。
IHRによると、アミニさんの死に抗議するデモを治安部隊が弾圧する中で、少なくとも141人のデモ参加者が死亡した。この数字は25日火曜日時点のものである。
アムネスティ・インターナショナルは、デモ取り締まりで少なくとも23人の子供が殺害されたとしており、一方IHRは25日火曜日、子供の死者は少なくとも29人だとしている。